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旅カメラとしてフジの撒き餌カメラ、X-A7を五万円ちょいで買ってみた

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気合い入ったでかい一眼とは別に
いつもカバンの中に入れておけるような小さいカメラが欲しくてですね。

飛行機とかだと…
LCCの場合、機内持ち込みの重量も抑えたいところですしなるべくなら小柄なのを。

まあしかしこんなご時世です。
どこもいけないこんな時代に、だからなのか。
それともフジなのにX-Tranceを採用していない
廉価版、普通のベイヤーフィルターのCMOSってのが人気を落としてるのか…

2月頭。
富士フイルム X-A7+XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
のレンズキットが50900円で売ってまして。

元々我。
フジだとX-E1、X-T1を使ってたんですが
どうやら同じバッテリー、充電器が使えるみたいで。

ファインダーがないX-A7は恐らく電池の消費が多そうなんで
前使ってた純正バッテリー2個が使えるってのにかなり心が傾き…。

それにこのX-A7は充電器も付いてないんで、前のが使えるってのも非常に大きい。。


ということで、ポチってみました。
フジのHP見ても、スマホと比べてこれこれこんだけ優れています!
ってのばっかりで、そんなに志の低いカメラなのかと不安になりますが果たして…

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色は…なんていうのかなこれ。
キャメル?
こっちの方がシルバーより3000円安かったんで…
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レンズ着けると…マイクロフォーサーズの沈胴式とかよりは大きめだけど
見た目よりずっと軽くて、重量バランスが良いのか持ちやすい印象
ファインダーが無いんでその分スッキリ軽量です
レンズ合せて驚愕の400グラムちょい!
旅カメラに軽さは必須条件です!
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巨大液晶。
楽○miniより大きいんじゃないか?
クッキリはっきり、とっても見やすい。
液晶品質は極めて良好。
スマホみたいにタッチパネルでフォーカスポイント決められるのがとても便利でたまらんわ。
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じゃあ何か撮ってみますか。
家の金魚でも。

うちの金魚。
見る人が見れば分かると思うんですが
コメット、玉サバ、ちび錦…
どれも金魚にしては泳ぎが得意な、割と俊敏に動ける仲間達で。

前フジ使ってた印象からすると、フジのAFってあまり速くないんで
ましてこの廉価版、どのくらい金魚と戦えるか一抹の不安が…

高級玉サバ。
水槽に近づくと俊敏な餌くれダンスを披露するんでなかなかAFが合わないが…
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長生きコメット。
めちゃ泳ぎが速いんで…
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琉金。
これは遅いんで…
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子供玉サバ。
黒から色変わり途中
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ちび錦。
錦鯉の改良品種で
この大きさ以上大きくならないから水槽でも飼えるって話。
しかし買ってきたときよりもなんか大きくなってるんだが…
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やっぱりAFは結構遅い
前に使ってた同価格帯のマイクロフォーサーズよりも更に大分遅い。
金魚撮る場合だと大体打率は二割切る感じ。

上の写真、みんなシャッター速度稼ぐためにISO3200前後で撮ってますが…
ノイズは全く気にならないレベルで、ここは素晴らしい。
標準でかなりノイズリダクションが効くんで
敢えて「-2」で撮ってますがそれでもノイズ耐性はなかなか。

色もフジらしく
正確で、それでいて+ちょっとだけ鮮やか目って感じがいいですのう。


んじゃ、次はお外に。
こいつは旅カメラ。

旅カメラと言う物は
いつ如何なる時も、寒かろうが暑かろうが常に正常動作が求められる訳で。
というわけで吹雪の中に持ってきた…

マイナス9℃。
この極寒で動き続ければ信頼性は補償されたも同然!
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凄い吹雪…
こいつは旅カメラ…甘やかす訳には行きません。
猛吹雪の中でもカバー無しで飛び出します!

狭いカバンにギュウギュウ詰められ
燒餅油條触った油ベタベタの手で撫で繰り回され…
旅カメラは辛いよ。
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本体がプラダからこの極寒でも冷たくならないわ。
持ってて辛くないぞ。
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このブログ…
アップロード上限が500Kなんでかなり写真を圧縮してるんで
この画像からはわかりにくいとは思うんですが…

等倍写真で見ると、こんな真っ白けなのによく見ると階調が結構残っててびっくり。
APS-C、5万円のカメラとは思えないレベル。
白飛び耐性はマイクロフォーサーズに比べて圧勝

しかし、こんな真っ白の世界では液晶が殆ど見えない!
つい癖でファインダーを覗こうとしてしまうんですが、このカメラには無いんでした。
早くも最大の欠点が露呈…ってわかってて買ってるんですけどね…
その分コンパクト、その分お安いんで我慢です!
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極寒の中使っても別にフリーズしたり異常な電池減りもなく。
バッテリー交換無しで200枚くらいは行けました。


お次は食べ物達。

このX-A7カメラキットについてくる軽量ズームレンズ
「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」

特徴の一つに
「ワイド端でレンズ先端から5センチまでの接写が可能。最大撮影倍率0.24倍」
ってのがありまして。

ワイド端でかなり寄れるって言うんですが
ここまで寄れると逆にレンズの影が出てしまうんで使いどころが難しいような。
昔あったテレマクロ的レンズだと使いやすいんですがどうでしょ。

ワイド端で目一杯寄って…お寿司を撮ってみた。

いや、ファインダーないんで頭で固定出来ず
手ブレ無しで撮るのは結構難しい…
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今流行のデカネタ寿司とか百円寿司とかでない
ちゃんと職人が握った寿司なんで少し小さめ。
ですがここまで大きく写せます。
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寄れるのはいいんですが
ここまで寄れるとレンズの影が被写体に映り込んでしまうんでその辺の工夫は必要
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色合いは流石は富士フイルム!
たった5万円ちょいでフジの色が楽しめる。
この時点でこのカメラ、買って良かったと実感
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自分で言うのもなんですが
この目鯛、めちゃくちゃ美味しそう…
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バイ貝
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今度は別のお店で…ネギトロ丼。
お店が暗かったんで1枚目の写真、ISO5000なんですが
そんな風には全然見えないノイズ量。
他の写真も3200~4000
凄いね…
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旅カメラは油飛び交う焼肉屋でも容赦なく働かされます。
と言う訳で焼肉屋。
まあでもやっぱりレンズにびちゃびちゃ飛ぶのは怖いんで
フィルター着けてます。
全部国産、マルミ製のフィルター。
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食べ物は飽きたって?
では…

5万円のカメラですが、ここまでかなりの好成績。
なので…夜景に挑戦

旅に出ると、夜中テンション上がって寝れなくて
じゃあ星でも見に行くか、なんて事あるでしょ。
そんな事態にも対応出来るか試します。
画像素子、APS-Cのカメラには不利な話ですが…
この価格なんでちょっとでも星空が写れば成功って事で。

山奥の現場に着いて…。
暗いなんて言うレベルじゃねー暗さ。
全く照明がなくて何も見えない。
しかも、こんなカメラなんでちゃんとした三脚なんか持ってきて無く
ぺにょぺにょのおもちゃ三脚。
上物は軽いですがちょっと三脚性能に不安が。。。

ちな、昼間はこんな感じ。
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何分初めてなんで…
手ブレ補正切って、ノイズリダクション関係全切り。
シャッターは30秒開けて…。
ISOは3200
露出補正はちょっと明るめに…
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いや、凄いね…
肉眼だとほんと信号と街灯の明かりがちょっと見えるだけなのに…。
ちょっと明るすぎたんで次は補正-4で。
これだって実際よりも全然明るいわ
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色々設定変えて何枚か撮ってみた。

この日は雲が出てて
星を撮るにはあまり良い環境ではなかったみたいなんですが
5万円のカメラにしては超絶大健闘。

三脚が心許なく、風で少し動いてたような。
三脚、もっと良い物にしてたら結果は違ってたかと…。
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この辺で大体掴めてきて…。
30秒シャッターだいたい40枚撮ってもバッテリーは殆ど減らなかった。
意外と持ちもいい?
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以下その辺の桜でも
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★結論★
素晴らしい!
まさにフジの良心、これぞ撒き餌カメラ!
軽い!軽い!軽い!旅カメラに最適!
五万円でもフジはフジ!

色はちゃんとフジ。
もうこれだけで十分です。
この撒き餌カメラでフジの色作りに嵌まり、そのまま高価格帯へ誘導…。
策士だ…。

AFはかなりトロいんで、静物でもイラッとさせられること多々ですがまあお値段を考えれば。
液晶も大きくてクッキリはっきり。
画面が大きいからフォーカスポイントを指タッチで決められて、これ慣れると凄く早く動ける。

高感度ノイズの扱いは見事。
キットレンズも広角は歪みますが、その他、実に卒のない纏まり。

スマホとの連携も、ソニーとかと遜色なく良く繋がる。
BluetoothとWi-Fi使うんだけどそれだからか、結構安定してて。

X-A7には充電器が着いてきません。
我はX-T1のお下がりの充電器を使いますが、無くてもUSB-Cで充電出来るんで
モバイルバッテリー使えばどこでも充電出来るのも旅カメラとしてはプラス材料かと。



逆に短所は…

やっぱりこのAFの遅さ。
これでも前モデルX-A5からは改善されてるそうで。
それでもこの遅さですから…

逆に考えれば

  1. AFのスピード
  2. 液晶の大きさ(3インチ→3.5インチ)
  3. 40グラムの減量

以外はそんなに変わっていない先代モデルのお買い得感は異常。
確か38000円くらいで出てたような。
色合いも殆ど変わらない、フジの色がちゃんと出るそうですし。

液晶なんか飾りだ!
40グラムの軽量化なんて筋力でカバーだ!
AFの速度なんかいくらでも待てるわ!
って何事にも動じない男の中の男は、敢えて先代モデルを買ってみるのも面白いかも。

だって38000円で32000円のキットレンズ
「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」
が付いてくるんですから…。

まあでも我なら…
液晶のクリアさ、大きさが素晴らしいのでやっぱり高くてもX-A7かな、と。

おしまい!






by tontontontarou | 2021-03-28 23:02 | カメラいじり諸々

既に失うものなど何も無いと台湾に乗り込んだはいいものの、更に多くを失いやけのやんぱち日焼けのなすび。もはや怖い物など無い、食中毒とデング熱と車椅子でガム売るおじいちゃんと台湾小姐以外…な台湾破れかぶれ日記。構成滅茶苦茶なんで、調べたい店名等を検索窓から検索してご利用下さい。自己紹介はこちらhttp://profile.ameba.jp/tontontontarou/ 


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