タイガーエア(虎航)の新プラン「TigerPro」で羽田から台北桃園まで行ってみた IT217&帰りのIT216編
2018年 01月 22日
ライバル二社が毎日深夜早朝、しのぎを削ってるわけですが
私的には時間帯に優れ、異国情緒溢れる虎航をどちらかというと贔屓にしてまして。
台灣のエアラインですが
前にも書きましたとおり、日本語の面ではほぼ問題なく通じますし
桃園23:50→羽田4:00は最強。
晩飯どころか夜市で遊んで来ても間に合います。
桃さんとは二時間違うわけですが、この二時間が非常に大きい。
羽田でもちょっと待てば電車が動き出す到着早朝4:00。
お値段がさほど変わらなければ、虎航を選んでしまいますおね。
で、その虎航に「Tiger Pro」なる新料金プランが。
「20キロ手荷物+全席座席指定無料+機内食無料+予約変更1回まで無料(差額は払ってね)」
これで+5300円。
機内食が1200円
足下広々席が2100円
で、計6100円
これに変更手数料往復分4480×2=8960円
を加えるなら15060円で楽に元が取れますが、そんなに変更する人は…
決してお得かと言われると…あとは予約変更にどの程度の価値を見いだすかで。
私は今回、帰国日がまだ完全に決まってるわけじゃないので、変更可能な「TigerPro」で申し込んでみたわけですお。
わしみたいな感じの人間は、このプランで十分元を取ることは可能。
どちらかというと、お仕事で使う人向けのプランかしら?
というわけで、当日。
チェックインは2:30から
Kuroro言うらしいで姐さん。
黒猫のKuroから来てるのかな~
良く分からん芸能人に金使うよりも、こういう方が個人的には好感持てます
あれ?なんかあんまり人が居ない…
5:45発のライバル、ピーチの方は結構一杯カウンターに並んでいたのだが…
せっかくなので最前列に。
これで文句出る人はよほどスタイル抜群、あしながおじさん。
おまいらには関係ないおね。
ただ敢えて言うと、最前列は肘置きを起こせないのが欠点かな。
構造上これはどのLCCも同じですが…
今まで虎航に乗った中では一番客が少ないかも。
いっつも満員だったから…
「虎快客」って名が付いております
これは遅刻厳禁ですお!!
逆にこれやってくれるから虎航はいつも到着が早いんだおね。
ライバル社が欠航の時でも、虎航は結構な確率で飛んでくれますし
ライバル社が遅延の時も、虎航は結構な確率で早着してくれます。
早く着けば滞在時間も延びるわけですし、客としては大歓迎ですおね。
ぶびーん、何事も無く離陸。
ベルトサインもまだ消えないんで、機内食のメニューでも見てみますかね。
何やら最近、新キャラ登場と共に内容も一新されたみたい
排骨飯、雞肉飯、炒米粉…台湾らしい面々。
ネットで予約すると、ケーキとジュースと、なんかのおまけが付いてきてお得みたい。
米苔目って…さすが台灣キャリアやで!
紅茶はカレルチャペックのをつかってるようで。
カレルチャペック、漢字で書くと「卡雷爾恰佩克」
なんか魔法使いみたいですな…
わしは前もってネット上で「蔥燒松阪豬肉飯」を予約。
どんな物が来ますかね~
虎航のKuroro軍曹推し、マジぱねえっす。
でもこういうのって結構侮れないんですお!
我が家だって長榮のキティスプーンが末永く生き残ってるし。
こんな風にキャラグッズにすれば家に持って帰ってもらえる可能性倍増、使うたびに虎航を思いだすって言う算段。
勿論お持ち帰り。
淡水で果物ぶっ刺すのに末永く活躍してもらいますお!
豚トロのオイスターソース煮込み?的な感じですが
この豚トロ、お肉がコラーゲン繊維質の感じられるコリコリとした歯ごたえでお肉自体もかなり美味い!
味付けもにんにく強めのピリ辛味で文句の付けようがない味。
まあ若干臭うでしょうが、台湾でにんにくの臭いを気にする人はあまり居ないので心配なしかと。
LCC、レガシー含めての日台路線で食べた機内食の中では、過去最高に美味しかったかも…
これが華膳空廚の本気か…恐ろしいお…
ここにも、くろろはんの焼き印が…
徹底してますのう。
蜂蜜風味がかなり強めのふわふわ一口カステラ、みたいな感じ。
空の上じゃなくても、家に転がってても普通に食べられるレベル。
地上でも商売できる味。
は、ネットで予約した人限定で付いてくるみたい。
わし的には是非一度ネット予約して食べていただきたいと思いますお。
ところで、この黒猫Kuroroはんとは何者?
機内誌に答えが…
他人の手荷物に紛れて飛行機にただ乗り、世界旅行を楽しんでるらしい。
見つけ次第、三味線の刑だな。
宇宙三味線、かっこいいお…
って昨日一日考えていたんだけど、虎航の尾翼の虎柄のことなのかしら?
レーザービームが出せるらしい
違いを出す為に入れ墨を入れたいそうで…
虎航のKuroroはんにかける意気込みが凄すぎるお…
まあ、くろろはんは不倫したり麻薬やったり風俗行ったり女子中学生に猥褻行為したりしないんで
芸能人よりずっと安牌だもんね。
やっぱ二次元よ、時代は。
ちょっと高いですが手触り抜群ですし、デザイン性、アイディアを考えれば十分買いだと。
前のバー○リーのパ○リっぽいのに比べるとだいぶ嵩張りますので、持ち歩きには向かなそう。
と、油断してたらあっという間に消灯。
飛行時間3時間半のうち2時間は消灯してたかしら?
みんなよく寝てまして機内はとっても静か。
なかなか興味深いので、乗った際には是非読んでみてください
読書のお供にやっぱりお茶を…
って、ここにもクロロはん…
かつて一年に二回墜落という前人未到の記録を達成したあの伝説の…
到着予定8:00なんで堂々の早着です。
というわけで、数ヶ月前に乗った虎航とはいろいろ様変わりしてました。
レガシーキャリアと比べると、演出面で見劣りするLCCはどちらかと言えばただ移動するだけ
狭い座席でひたすら耐える、って感じだったのですが…
今回虎航は新キャラを中心に演出面を大幅強化、なかなか気持ちの上がる演出が多くて、私的にはとてもありだと思います。
華航集団ですから空姐も可愛いし。
今回の空姐は塩対応常態化の華航一味とは思えないほど愛想の良い笑顔の絶えない空姐でした。
機内食のレベルも大幅アップ。
是非皆様に食べていただきたい味。
足下広々席+機内食+手荷物20キロをはじめから申し込むつもりでしたら、「Tigerpro」が若干お得。
若干のお得さに+変更一回無料が付いてくると思えば…
以上、総合して考えると日台LCC路線の中では、抜きん出た存在になったのではないかと。
ただ、これは台湾国内メディアでも言われてることなのですが
昨今LCCがかなり強気な値付けでお値打ち感がなくなってきてること。
例えば今回の私、フェアで三割引だったんですがそれでも往復で約30000円。
早朝羽田発松山行きの華航が36000円なんであまり差が…
華航は手荷物30キロですし。
今回、お客の入りがそれほど芳しくなかったのも少し高くなりすぎたってのも一因かもって。
現状、高止まりが続く日台路線LCCの中では虎航が一押しですが、これ以上の値上がりはさすがに…とは思います。
一割減くらいが適正価格なような気が。
もうちょっと安くなると助かるんですがね…。
で、ここからが帰りのお話。
IT216桃園23:50→羽田翌早朝4:00
この時間のチェックインが並ばなくていい鴨。
わしのカバンに「割れ物注意」のシールを貼って下さい!って頼んだんだけど
持ってきてくれたのが前のタイプのシールで…
わしはKuroro軍曹がいいアル!
我、貓咪シールがいいアル!
ミーはまおミーがいいざんす!
我要喵星人!
って、お願いしたら…
奥の方から探して持ってきてくれたお!
サービス抜群だお!台灣とは思えないお!
お前ら小日本人は、そんなの当たり前じゃん、って思うかもしれん…が
普通、「没有」の一言で片付けられるのが台灣なんだお!
この時間は御食事処はほぼ閉店してるんで、町中で食事は済ませてくるが吉。
23:30頃、搭乗開始。
きっかり23:50分にドアクローズの時間厳守だったお。
新しい機材沢山の虎航、なんの心配も無く上空へ。
帰りも最前列取ったんで、足下広いし隣も居なかったんで超快適だお~
で、ベルトサインが消えた途端、わしの前に御食事が!
早いお!
って言うか、他になんか食べてる人ほぼ居ないお!
食事付きの予約して最前列取った人は、どうやらわししか居ないみたい…
うーん、不味くはないんだが。
行きに食べた「蔥燒松阪豬肉飯」の方が八億倍美味しいので
そっちの方を強力推薦
「SWISS MISS 香醇熱可可」60元
クロロはんのカップに入ってくるし。
60元なんで台幣の小銭は残して持ってくるがいいお~
わしの周りは何故かイビキ怪獣ばっかでなんか柔道部の合宿を思い出したお…
あ、そうそう。
客の入りは大体8割。
意外と日本人がいた印象。
小日本率3割ちょいって感じかな~
また暇になったんで、思いつきで虎航グッズを買ってみる。
Kuroro 剛剛好行李秤450元
+
台灣虎航飛機造型筆150元
デザイン、キャラの使い方、完全にプロの犯行
虎航さん、完全に本気
ボタン電池CR2032。
やべっ、ボタン電池なんて持ってないお…
即戦力になるから、行きのチェックインで冷や汗だった人はこれを買えばいいと思うお~
これをボタン電池一個で駆動するんじゃ電池持ち悪そうな気もしますが…
まあこういうグッズにそんな事言うのは野暮な事ですお
定刻より若干早いくらいでほぼ定刻。
この時間は、ちょっと待てばすぐに始発が動き出す、そこがまた素晴らしい。
夜中の1時に羽田に着いてしまうライバル某社との差は歴然。
というわけで、足下広々最前列だった事もあるけど
行きも帰りも快適そのもの。
機内食も美味しいですし空姐のサービスも愛想良くて結構ですし
完全にプロの犯行のKuroroはん使い倒し&虎航オリジナルグッズで気持ちも上がる演出も冴え渡り。
依然として安くならない、高止まりの虎航ですが
演出に惜しみなく投資してる辺り、この会社はプレミアムなLCCを目指してるのかも、って思ったり。
ただその為の運賃上昇はやがて親会社とのバッティングは避けられず。
果たしてこの後どう折り合いをつけていくのか注目したい所。
私としての今のところの結論は…
数千円の価格差なら問題ない→虎航協力推薦!
とにかく安いがいいアル→泣きながら千葉田舎辺鄙郷下団結小屋空港まで行って酷航
この二つの使い分けでいいんじゃないかと。
ここに台風の目…になるかもしれない、虎航の茨城桃園がどんな手を打ってくるか。
今後に注目ですお!
by tontontontarou
| 2018-01-22 07:54
| 乗り物集まれ~色んな…乗り物?