台湾高雄一人旅 その9 嘉義で鶏肉飯 「嘉義車頭火鶏肉飯」「三雅嘉義火鶏肉飯」編
2013年 10月 30日
松ヶ崎萬長によって設計され、日治時代の1917年(大正6年)に作られた「台中火車站」
戦後、国民党によって松ヶ崎萬長設計の幾多の貴重な建築物が解体されましたが、
台中火車站や新竹駅(1913年)などはなんとか難を逃れ・・。
ほぼ100年前の建物にも関わらず1999.9.21集集地震(M7.6)直下型地震にもなんとか耐えて
当時の設計、建築技術が如何に優秀であったかを証明。勿論無傷って事は全くなかったのですが。
おおっ!懐かしい!6代目カローラ!昭和62年!たしかAE91?
モールは剥げてるけど、ボディーはピカピカだし、柿本のマフラー着いてるし、あの時代じゃ考えられなかった超絶扁平&インチアップもはまっておるのう。あの当時は80扁平とかだったんだから・・・。
オーナーの愛が随所に感じられてみてる方も嬉しくなるわい。
駅前の様子。
台中と言えば太陽餅。
これまた貴重なベンツが・・。台中は珍車の宝庫か?
と言うわけで、帰るまでの数日は台中に滞在。
色々用が溜まってるんで一日の大半を費やします。
で、本日はそれを片付けた後、鶏肉飯の本場、嘉義に鶏肉飯を食べに行こうかと。
高鐵(台湾新幹線)なら25分。410元(1300円)なんですが、節約で台鐵(台湾の国鉄みたいなもんかな)で。
台鐵自強號ですと、1時間半。224元(約700円)
これだけ金かけて、30元(約90円)の鶏肉飯を食いに行くって我ながら頭おかしいと思いますが、まあいいや。こまけーこたいいんだよ・・・。
ほぼ100年前の駅舎、台中火車站の中を色々物色。
1時間半で着いちゃうんで、今日は弁当は自重。
台北では大人気の台鐵弁当ですが、台中ではそこそこの混雑
台中駅での1番人気は実はこっち。
いつも混んでる。
覗くと日本語で、いらっしゃいませ!って言われるのです。
勿論日本語が出来るって訳ではありません・・・
ちよだ鮨的スタイル。一貫10元(33円)。一皿66円だからかっぱより安い?
おしゃれさんはこちら。
モスも台湾では結構メジャー。
中文だと「摩斯漢堡」
台中にも自動券売機があるので、言葉の壁は気にせずとも大丈夫。
わしゃ敢えて対人の方に修行に行きますが。
今日も態度の悪い爺にお釣り投げられたぜ!えへ。
で、これがE1000型自強號。
やたら揺れる。発進時、停止時、蒸気機関車並の衝撃。
何故かすーっと止れない。発進も停車も、がごん!
全速力走行時もたまにマッサージ椅子みたいな微振動が車両全体を細かく揺らして・・・。
そりゃ日本製車両に入れ替えたがるわけですよ。
東部のディーゼルの方がまだマシ・・・。
到着。
なんだかんだ言って出るのが大分遅くなってしまったんで、遠くの店まで行けません。
駅出て真ん前、徒歩0分にある二店舗に絞ります。
最初はお客さん沢山で、ギリ一人分空いていた方。35年老店だって。
嘉義車頭火鶏肉飯へ
メニュー。
記入式でないんで、口頭で注文って事になります。
伝わらなければ、こけっ!こけこけこけっこっこー!って言えば大丈夫かと。
まあ、「火鶏肉飯」ってのは七面鳥なんですがね・・・。
そういえば、前に夜市で、ジンギスカンってのが通じなくて・・・
わし「羊肉!やんろう!え?わかんない?めぇぇぇぇぇ!めぇぇぇぇ!
Mary had a little lamb little lamb, little lamb!」
兄ちゃん「OK!めぇぇぇぇ!めぇぇぇぇぇ!(兄ちゃんの方が真似が上手かった・・・)」
鳴き声を真似るのは意外と通じます、どこの国でも・・。
以下3品注文
火鶏肉飯(大)30元
七面鳥は歯応えしっかりのイメージですが、この店はしっとり。
タレにも鶏の良い出汁が出てて、ぐちゃぐちゃ混ぜて食べるとなお美味しい。
ご飯が進む、汁っぽくてこってり系の味付けなんで流し込むようにあっという間に完食。
大椀なんだけど、もうちょい量が欲しいかも
皮蛋豆腐20元
特に期待してなかったが超絶大ヒット!!!
これ食べる為だけに再来を決めたぜ。
ニンニクきついけどね
味噌湯10元
台湾風味噌汁。甘め味付けの鰹出汁。鰹節が沢山沈んでます。
美味しい
総額60元(約200円)の大散財!
しかし、この量では全然足りない。
隣の店にも行ってみる。
三雅嘉義火鶏肉飯
こっちは50年老店。
35年も50年も日本的感覚じゃとても老舗とは言えないんだが・・。
そういや台北で「10年老店」ての見たことあるわ・・・。
店内はこっちの方が明るくて若干綺麗
火鶏肉飯(30元)
価格はライバルと同じ。
こちらの方が塊が大きく、そんなに浸してないようで、歯応えもあり
噛むと七面鳥独特のちょっと臭みの強い肉汁が・・・。
肉の旨味で言えばこちらの店の方が美味しい。
ただ鶏臭さが苦手ってなると、評価は正反対に・・・。
七面鳥は多少癖がありますんで。
個人的な好みで言うと、僅差でこっち。
結論!
両方行きましょう!
よほどの小食でない無い限り、両店舗制覇は至って容易。
ちょっと無理っぽかったら、弁当もやってますんで、帰りの電車の中ででも。
今度来たときは、駅からちょっと離れた方にも行ってみよう。
嘉義は鶏肉飯の本場。まだまだ沢山の名店がありますからね・・・。
by tontontontarou
| 2013-10-30 02:26
| 台湾